原発 緊急情報(29) 被曝を少なくする方法(その2)

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以下

中部大学 武田教授のブログより

http://takedanet.com/2011/03/post_7f3d.html



(その1)に続いて、具体的な方法を書きます. 申し訳ありませんが、誤字脱字はご容赦ください。

・・・第二 シーベルトとかベクレルなどは忘れても・・・




シーベルトをやっと覚えたと思ったら、グレイとかベクレルなどと次々と出てきて、理解するのも計算するのも難しくなりました。でもなにしろ自分や子供の事ですから、正しく知らなければなりません。




そこで、(その2)ではシーベルトは仕方がないにしても、その他のものはすっかり忘れてもおおよそ被曝はわかるという方法まず書きます。




前の緊急情報に、原子炉から出てくる放射性物質は「ホワッーした小さい粒子で、それが風に飛んで流れてくる」と言いました。




その通りですから、ガスならマスクでは止まりませんが、小さい粒子ですから、ある程度マスクで止まるのです。




風に乗ってきますから少しずつ落ちてきますし、雨が降るとまとめて落ちてきます。浮かんでいるところや落ちるところは全く区別なくどこでも同じです。




政府からは、浮かんでいる粒子や壁に着いた粒子などからあびる放射線の値が発表されています。




チェルノブイリの例を見ますと、このように「外から被曝する量」と「粒子を口から吸って体内で被爆する量」はほとんど同じでした。




そこでもしも、政府から発表される放射線の量が1.0とすると、それと同じ量1.0をまず足します
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次に、野菜とか牛乳等の食品からの被曝あります。これも一つ一つの汚染の値を覚える必要はありません。極端に高いものは当然のように避けるとして、あとの食品はどうしてもある程度は食べなければいけません。




そこで原理原則を覚えておきます
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放射線を持った粒」はどこでもかしこでも同じように降ってくるということを利用して推定することができます。




つまり、自分が被曝する量だけをほうれん草とか牛も被爆してるわけです。従って、だいたい自分が被爆した量と同じぐらいが食品から入ってくると考えていいのです。




発表値がもし1.0なら、{1+1(体内)+1(食品)=3}という事になります。




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次に水ですが、基本的には水道水は、あまり放射線が高くならないはずです。これも同じ原理で考えます。




放射線を持った粒」は、空気中にも土にも、川にも同じように降り注ぎます。ところが、「川の面積は土の面積よりもかなり小さい」ので、それを集めても小さめの値になるはずです。




ただ、水は大量に使うということもあり、無制限に水道水を飲んでいいうような場合には、やはり同じような被曝の可能性があると考えて良いでしょう。




現在のところ、このように4つの被曝の原因があります。今後、土壌とか海からのものを接種するようになれば、その分はまたプラスすることになります。




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1) 簡単な計算方法(基礎)




政府の発表する「場所と放射線の量」の数値を4倍すると、自分の被曝量が判る。




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次に、防御をします
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まず、食品は放射線をあびていないものを買います。自分の住んでいる近くからとれた場合は先ほど書きましたように、自分の被曝と同じ量をプラスしなければなりませんが、日本の南、北海道、外国なら放射性物質は含まれていません。




また、3月11日に地震があり、その後、原発が壊れて放射性物質がでましたから、3月11日(厳密に言えば漏れた日にちと場所)以前のものを食べることです。産地も同じです
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たとえば、主食系なら、コメ(昨年とれた)、アメリカからのトウモロコシ、パン(多くは外国からの小麦)、サツマイモ、ジャガイモ(多くは北海道)が良いでしょう
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野菜は日本の南、北海道、外国のものを食べるようにします。缶詰の野菜も売っていますし、今なら冷凍物は製造年月日が古いと思います
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肉は北海道、青森、三重、岐阜、宮崎、鹿児島など汚染と関係の無い地域からの肉や、オーストラリアの牛肉などがお勧めです。




加工食品も3月11日以前の製造年月日のものを少し確保しておくと良いでしょう。赤ちゃんのいるご家庭では、今の内に粉ミルクなどを買っておけば製造年月日が3月11日以前のものを買えると思います。




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水は、飲み水をペットボトルにして、お茶でもなんでも工夫します。どうしても水道水を使わなければならない場合は、軽い被曝を覚悟します. でも水の汚れはあまり進まないと思います
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井戸は水道より安全ですが、放射線を測定できないという決定的な弱点があります。だからあまりお勧めできません
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2) すべて地元のものを使う人  発表値の4倍




3) マスクを掛け、食材も水も上記の注意ができる人  発表値のまま




ということになります。




もし、注意ができなければ、福島市が1時間40マイクロシーベルト福島県東部、茨城県北部、栃木の一部、宮城の一部は10マイクロシーベルトぐらい。東京は0.5マイクロシーベルトのレベルになり、福島とその近郊はやはり危険でしょう. 東京はギリギリ大丈夫
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もし、注意ができれば、福島市が10マイクロシーベルト、その近くが2から3マイクロシーベルト、東京が0.1から0.2マイクロシーベルトぐらいになり、福島市はダメ、近くは大人は大丈夫、東京は幼児でも大丈夫になります。




これでだいたいの見当はついたと思います
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「国内で放射性物質の無いところ=おおよそ500キロ離れているところ」、「外国の食材」、「古い物」を捜してください。




また、追記ですが、これまでホウレンソウの放射線を測るとき、実際には出荷するホウレンソウをそのまま測定していました。ところがこの事件が起こってから、「ホウレンソウを流水でよく洗ってから測ること」という通達が政府からでて、小さめのデータがでるはずです。




このようなこともありますので、あまり細かいことを考えずに、「原理原則」で身を守った方が良いと思います